京都 大徳寺に行く前にチェック!公開情報一覧

京都市北区周辺おすすめスポット

大徳寺について

大徳寺 宗務本庁

1315年、鎌倉時代後期に創建された臨済宗大徳寺派の大本山

大徳寺には、歴史の教科書で出てきた人物にまつわるものがいっぱいあります。

後醍醐天皇織田信長豊臣秀吉一休宗純千利休などなど

鎌倉後期~戦乱の世の人々

大徳寺で何を思ったのでしょうか

このブログでは、大徳寺の塔頭の公開情報をまとめています。

このページで、塔頭の公開情報を随時アップしていくつもりです!

公開情報一覧(2023年5月現在)

本坊伽藍

公開期間2023年4/27(木)〜6/4(日)
拝観時間10:00~16:00
拝観受付場所:大徳寺茶所(大徳寺境内図)
※20分毎に約20名様ごとに入場、ツアー形式で拝観
※個人の拝観者は当日先着順
拝観料大人    2000円
中高生   1000円
⼩学生   500円(保護者同伴)
※未就学児1名につき保護者1名同伴
拝観内容・三門「⾦⽑閣」(重要文化財)※外観のみ
・仏殿(重要文化財)
・法堂並びに狩野探幽筆 法堂天井画『雲⿓図』(重要文化財)
・唐⾨(国宝)

総見院(1583年創建)

公開期間2023年
4/1(土)~5/7(日)

土曜・日曜・祝日に公開
※4/29(土・祝)~5/7(日)は毎日公開
拝観時間10:00~16:00(受付終了)
※4/2、5/7は11:30~
拝観料大人     600円  
中高生   400円 
小学生以下 無料(保護者同伴)
拝観内容・本堂
・木造織田信長公坐像(重文)
・信長公一族の墓碑
・お茶室

黄梅院(1562年創建)

公開期間2023年3/25(土)~5/14(日)
拝観時間10:00~16:00(受付終了)
拝観料大人   800円 
中高生    400円 
小学生以下 無料(保護者同伴)
拝観内容・伝 千利休作庭「直中庭」
・武野紹鷗好み茶室「昨夢軒」
・方丈庭園「破頭庭」
・雲谷等顔筆 本堂障壁画(重文・複製)
・庫裡(重文)

興臨院(1521年 – 1528年創建)

公開期間2023年3/11(土)~6/18(日)
※拝観休止日 3/21,3/29,4/16,
※5/28は13:00~公開
拝観時間10:00~16:30(受付終了) 
拝観料大人   600円
中高生   400円 
小学生   300円(保護者同伴)
拝観内容・表門(重文)
・方丈庭園
・本堂(重文)
・茶室「涵虚亭(かんきょてい) 」

大仙院(1509年創建)北派

公開期間常時拝観
拝観時間9:00~17:00(3月~11月)
9:00~16:30(12月~2月)
拝観料大人(16歳以上) 500円
小人(15歳以下) 300円
抹茶        300円
拝観内容・方丈
・大燈国師墨蹟(国宝)
・方丈障壁画ほか(重要文化財)
・書院庭園(史跡、特別名勝)
・庭園(名勝)

龍源院(1502年創建)南派

公開期間常時拝観 ※4/19は拝観休止
拝観時間9:00~16:20(閉門)
拝観料大人  350円
高校生  250円
小中学生 200円
拝観内容・本堂(附:玄関)(重要文化財)
・表門(重要文化財)
・木造釈迦如来坐像(重要文化財)
・四方蒔絵碁盤・碁笥 (重要美術品)
・列仙の図 – 等春
・猿猴図 – 長谷川等伯
・達磨図 – 狩野探幽
白蔵主と月にむら雲 – 鈴木松年
種子島銃 – (1583年)日本最古の種子島銃

瑞峯院(1535年創建)

公開期間常時拝観
拝観時間9:00~17:00
拝観料大人      400円
小・中学生   300円
抹茶      500円
待庵見学(抹茶付き)法話    1500円
坐禅体験(拝観、抹茶付き)   1500円
茶道法話体験(拝観、抹茶付き) 1500円
拝観内容・表門(重要文化財)
・唐門(重要文化財)
・庫裏
・方丈(重要文化財)
・方丈南庭「独座庭」
・方丈北庭「閑眠庭」
・方丈中庭「茶庭」
・餘慶庵(茶室)

大徳寺南門

北大路通り沿いにある、この門の雰囲気が好き!

門の向こうに引き込まれそう~

南門

本坊伽藍

2023年特別公開

仏殿内部、法堂の雲龍図(狩野探幽作)、山門(金毛閣)

一般立ち入り初解禁の特別公開です。

本坊伽藍

公開期間2023年4/27(木)〜6/4(日)
拝観時間10:00~16:00
拝観受付場所:大徳寺茶所(大徳寺境内図)
※20分毎に約20名様ごとに入場、ツアー形式で拝観
※個人の拝観者は当日先着順
拝観料大人    2000円
中高生   1000円
⼩学生   500円(保護者同伴)
※未就学児1名につき保護者1名同伴
拝観内容・三門「⾦⽑閣」(重要文化財)※外観のみ
・仏殿(重要文化財)
・法堂並びに狩野探幽筆 法堂天井画『雲⿓図』(重要文化財)
・唐⾨(国宝)

テレビ東京の『美の巨人たち』(2023年4月1日)を見て、

これは絶対に行かねば!と決心(^^)/

2023年5月2日見学行ってきました!

歴史、お寺、日本の美術、建築など、興味のある方は必見です。

値打ちありましたので、ご報告します!

勅使門

ガイド付きで20名くらいのグループで見学、写真撮影は禁止

勅使門の横の入り口から入って、見学スタート!

勅使門を通れるのは、身分の高い人だけなので、一般人は通れません。

大徳寺勅使門は慶長年間(1596年~1614年)に御所の門として建てられ、

江戸時代前期の1640年(寛永17年)に第108代・後水尾天皇から賜って建立されました。

菊の御紋が入っているのは

天皇からいただいたからなんですね

勅使門

金毛閣

山門 (金毛閣)

この三門は金毛閣と呼ばれています。

三解脱門(空門・無相門・無作門)から、三門と言われます。

連歌師・宗長の寄進で1529年にまず下層のみが竣工し、

1589年に千利休によって上層が完成しました。

利休の功績をたたえて寺は、上層に雪駄を履いた利休の木像を安置しました。

このことで「利休の足下をくぐるのか!」と、豊臣秀吉の怒りを買ってしまうことになり、

利休切腹の一因となったと伝えられています。

天井画の龍図は長谷川等伯の作。

額「金毛閣」は雲英宗偉の筆。

なんか、それって秀吉さんが、利休さんにいちゃもんつけてるんちゃう?

仏殿

仏殿(本堂)修復工事中(2023年5月2日)

天井には向かい合う二人の天女の絵が描かれています。

建物は何度か焼けたとのことですが、天井の絵は創建当初のものだそうです。

写真撮影はできませんが、だいぶ薄れています。

描かれた当時は、とても色鮮やかだったんでしょうね。

法堂

法堂(はっとう)

この中に入った途端、天井に大きく描かれた龍に圧倒されます。

龍は、火災から建物を守っているそうです。

この龍の下で、手をたたくと

音が周囲に反響して、響くのです。

貴重な体験をさせていただきました。

是非、この機会に体験してみてください。

唐門

別名、日暮門(日が暮れるまで、ずっと見入ってしまう)といわれるほど

素晴らしい彫刻が施された国宝です。

この門は、写真撮影OKでした!!!

彫刻の一つ一つにストーリーがあり、ずっと見ていたかったです。

圧倒的な迫力は、

写真で見るのとは違うので

是非、実物を見てほしいな!

総見院

織田信長の菩提寺として豊臣秀吉が建立

総見院(1583年創建)

公開期間2023年
4/1(土)~5/7(日)
土曜・日曜・祝日に公開
※4/29(土・祝)~5/7(日)は毎日公開
拝観時間10:00~16:00(受付終了)
※4/2、5/7は11:30~
拝観料大人     600円  
中高生   400円 
小学生以下 無料(保護者同伴)
拝観内容・本堂
・木造織田信長公坐像(重文)
・信長公一族の墓碑
・お茶室

本堂の中は写真禁止でしたが、お庭の写真はOKでした。

織田信長の木像のお顔は、鼻筋がすっと通っていて立派なお顔でした。

ガイドの方が、わかりやすく説明をしてくれます。

もっと歴史を勉強しておけばよかった(^^;

総見院

黄梅院

織田信長が父・信秀の追善菩提のため建立、秀吉が増築し、戦国大名ゆかりの寺院

黄梅院(1562年創建)

公開期間2023年3/25(土)~5/14(日)
拝観時間10:00~16:00(受付終了)
拝観料大人   800円 
中高生    400円 
小学生以下 無料(保護者同伴)
拝観内容・伝 千利休作庭「直中庭」
・武野紹鷗好み茶室「昨夢軒」
・方丈庭園「破頭庭」
・雲谷等顔筆 本堂障壁画(重文・複製)
・庫裡(重文)

新緑のお庭がとても素晴らしかったです。

次は絶対、紅葉の季節に訪れたいと思いました。

ガイドの方に訊ねたら、10月~12月ごろにまた公開があるらしいです。

15:00までに入ったら、お抹茶をいただけるとのことです。

次回は、紅葉を見ながらお抹茶をいただくことにします。

興臨院

加賀前田家ゆかりの寺院、枯山水、茶室で有名

興臨院(1521年 ~1528年創建)

公開期間2023年3/11(土)~6/18(日)
※拝観休止日 3/21,3/29,4/16,
※5/28は13:00~公開
拝観時間10:00~16:30(受付終了) 
拝観料大人   600円
中高生   400円 
小学生   300円(保護者同伴)
拝観内容・表門(重文)
・方丈庭園
・本堂(重文)
・茶室「涵虚亭(かんきょてい) 」
興臨院

この窓は、禅寺特有の窓で花頭窓(かとうまど)というそうです。

窓枠が額縁のようになって、お庭がいちだんと美しい!

大仙院

日本最古の方丈建築、枯山水庭園で有名

大仙院(1509年創建)北派

公開期間常時拝観
拝観時間9:00~17:00(3月~11月)
9:00~16:30(12月~2月)
拝観料大人(16歳以上) 500円
小人(15歳以下) 300円
抹茶        300円
拝観内容・方丈
・大燈国師墨蹟(国宝)
・方丈障壁画ほか(重要文化財)
・書院庭園(史跡、特別名勝)
・庭園(名勝)
大仙院

写真撮影は禁止ということでした。

枯山水の庭園と茶室を拝見、説明をしてくださいましたのでよくわかりました。

鴬張りの一枚板の床は、歩くたびに音が鳴ります。

豊臣秀吉に千利休がお茶をたてたという茶室です。

一輪挿しを庭石の上に置いて、庭の風景と茶室の空間を一体化させた

千利休の機転に秀吉が大変喜んだそうです。

お抹茶とお菓子をいただき、お土産にお菓子を購入(12個入、800円)

秀吉と千利休、このころは仲良しだったんですね

龍源院

東渓宗牧が開山し、畠山義元大友義長大内義興らが創建

龍源院(1502年創建)南派

公開期間常時拝観 ※4/19は拝観休止
拝観時間9:00~16:20(閉門)
拝観料大人  350円
高校生  250円
小中学生 200円
拝観内容・本堂(附:玄関)(重要文化財)
・表門(重要文化財)
・木造釈迦如来坐像(重要文化財)
・四方蒔絵碁盤・碁笥 (重要美術品)
・列仙の図 – 等春
・猿猴図 – 長谷川等伯
・達磨図 – 狩野探幽
白蔵主と月にむら雲 – 鈴木松年
種子島銃 – (1583年)日本最古の種子島銃
龍源院

瑞峯院

キリシタン大名で知られる大友宗麟の菩提寺として創建、

枯山水庭園でも有名で、洛北の苔寺といわれています。

瑞峯院(1535年創建)

公開期間常時拝観
拝観時間9:00~17:00
拝観料大人      400円
小・中学生   300円
抹茶      500円
待庵見学(抹茶付き)法話    1500円
坐禅体験(拝観、抹茶付き)   1500円
茶道法話体験(拝観、抹茶付き) 1500円
拝観内容・表門(重要文化財)
・唐門(重要文化財)
・庫裏
・方丈(重要文化財)
・方丈南庭「独座庭」
・方丈北庭「閑眠庭」
・方丈中庭「茶庭」
・餘慶庵(茶室)
瑞峯院

芳春院

加賀前田利家の夫人が建立

芳春院(1608年創建)

※現在は非公開(2023年1/7~3/19公開)、盆栽庭園のみ公開中

芳春院 盆栽庭園
芳春院

聚光院

三好義継が、養父長慶の菩提を弔うため大徳寺笑嶺宗訢(しょうれいそうきん)を開山として創建

聚光院(1566年創建)

※現在は非公開(2022年9/3~2023年3/26公開)

聚光院 

真珠庵

大徳寺を復興した一休宗純を開祖として創建

真珠庵(1429年 ~1441年創建)

※現在は非公開

真珠庵

年表(参考)

歴史の流れ、忘れているので年表で確認してみました(^^;

1274年元寇、モンゴル帝国の襲来
元軍が博多に上陸する(文永の役)
一遍(いっぺん)が時宗(じしゅう)を開く
1297年永仁の徳政令が発布される
1315年
1318年
大燈国師宗峰妙超禅師が大徳寺を創建
後醍醐天皇が即位する
1321年後醍醐天皇が親政を開始する
1324年
1325年
後醍醐天皇の倒幕計画が露見する(正中の変(しょうちゅうのへん))
花園上皇が大徳寺を祈願所とする院宣を出す
1331年5月、後醍醐天皇が再び倒幕を計画する(元弘の変(げんこうのへん))
9月、楠木正成が挙兵する、幕府が光厳天皇(こうごんてんのう)を擁立する
1332年3月、後醍醐天皇が隠岐に配流される
1333年2月、後醍醐天皇が隠岐を脱出する
5月、足利尊氏が六波羅探題を攻略する、新田義貞が鎌倉を攻略し鎌倉幕府が滅亡する
1334年
建武の新政が始まる
後醍醐天皇が大徳寺を京都五山のさらに上位に位置付ける綸旨を出す
1336年5月、湊川の戦が起こる、足利尊氏が新田義貞と楠木正成軍を破る
12月、後醍醐天皇が吉野に移る(南北朝の時代が始まる)
1338年 足利尊氏が征夷大将軍に就任する
1368年足利義満が将軍に就任する
1386年大徳寺は足利家から軽んじられて京都五山から除かれ、十刹の最下位に近い第9位となる
1429年~
1441年
大徳寺ゆかりの一休宗純が真珠庵を創建
1432年大徳寺は五山十刹から離脱
1467年応仁の乱(おうにんのらん)が勃発
1474年一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が大徳寺の住持(じゅうじ)に就任する
1489年足利義政が銀閣を建てる
1502年龍源院創建
1535年瑞峯院はキリシタン大名で知られる大友宗麟の菩提寺として創建
1573年7月、織田信長が足利義昭を河内へ追放したため、室町幕府が滅亡する
1582年6月、「本能寺の変」で信長が自害する
1582年10月、大徳寺にて羽柴秀吉が織田信長の葬儀を執り行う
1583年秀吉が信長の追善菩提のために総見院を創建
1589年千利休により大徳寺の山門・金毛閣が完成
1591年秀吉の命により、千利休が切腹する
1598年秀吉が死去する
1600年石田三成が処刑される
1603年家康が征夷大将軍に就任し、江戸に幕府を開く

次は、どこに行こうかな?

じゃ、またね!

大徳寺へのアクセス

京都市北区周辺おすすめスポット
ku-etsu

京都の町家、空越庵をひょんなことから引き継ぐことになり、時々大阪からやってきて京都ライフを楽しんでおります。空越庵周辺のおすすめスポットや、町家についての豆知識をお伝えしつつ、空越庵に秘められた謎を解き明かしていきますので、よろしくお願いいたします。

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京都 空越庵

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